ぶらっと車椅子 安心しておでかけするための15のヒント

車椅子を買うときによく迷うのがホイールをワイヤーにするか、カーボンにするかです。
カーボンにしたいんだけど値段がね、と悩んでしまいます。最近ではカーボンフレームの車椅子も登場していますね。
注目のカーボン製品について紹介します。

カーボンは軽くて頑丈!車椅子業界にもカーボンブーム到来か

  • カーボンホイールはかっこいい

    カーボンホイールはかっこいい

    スポーツタイプの車椅子の人がたいてい装備しているのが4本スポークのカーボンホイール。ワイヤータイプのものよりかっこよく見える。

  • カーボンホイールの良さ

    カーボンホイールの良さ

    デザインのかっこよさだけでなく、カーボンホイールは軽さや強さ耐久性の高さなど優れた特徴を持つ。

  • 安くなってくれればもっと良い

    安くなってくれればもっと良い

    カーボン製品の欠点は価格の高さ。将来的にはより安くなって、いろんな製品が開発されて欲しい。

 
 

自走用、介助用、スポーツ用など車椅子にはさまざまな種類がありますが、そのパーツにもいろいろな種類があります。

今回は車椅子の中でも重要なパーツであるホイールに注目し、カーボン製のホイールの良さを紹介したいと思います。

カーボンホイールはかっこいい

車椅子のタイヤとしてよく見るのは、針金のような金属の棒が何本も中心と外側をつないでいる形のものですね。たいていの車椅子はあの「針金たくさんタイプ」ですが、パーツにこだわって車椅子をオーダーする人は針金タイプでなくカーボンホイールを選択する人も多いです。

カーボンとは?

カーボンとは炭素繊維強化プラスチックのことでCFRP(Carbon Fiber Reinforced Plastics)とも言われます。カーボンファイバーは非常に強力な合成繊維で、鋼材にも負けない強度を持ちます。
また、プラスチックの特徴である「軽さ」も備えていて、軽さと強さを併せ持つ高性能な軽量化材料として知られています。

カーボンは強度が強く軽量化できること、熱に強いこと、金属よりもデザインしやすく、腐食しにくいという特徴から航空宇宙用途や自動車部品など、最先端の分野で使われています。そして徐々に競技用の自転車にもカーボンが使われるようになったため、構造的に共通点が多く、安全性と軽さが求められる車椅子にもカーボン製のパーツが取り入れられるようになっています。ほかにもカーボンはゴルフクラブのシャフトや釣り竿、スマートフォンのケースなど日用品にも使われるようになってきました。

さまざまなカーボン製品

カーボンのことならアールディエス

カーボン製品の加工や販売を行っているRDSのウェブサイト。
カーボンの基礎知識やユニークなカーボン製品の情報がたくさん紹介されています。

若者に人気のカーボンホイール

もともとは自転車レースで空気抵抗を減らすために開発されたカーボンスポークのホイールですが、車椅子の分野ではその軽さとデザイン、機能性が人気となっています。

ホイールというのはタイヤの骨組み部分のことで、「ワイヤースポークホイール」と「バトンホイール」の二種類があります。そしてスポークというのはタイヤの中心と外側をつなぐ金属の棒のことです。
ワイヤースポークは一般的な自転車のタイヤに採用されているあの針金たくさんタイプで、バトンの方は3~5本のスポークで構成されるホイールで、たいていカーボンでできています。

カーボン製のバトンホイールのメリットとしては、

  • 指がスポークに巻きこまれにくい
  • 座面下の荷物が出し入れしやすい
  • 軽い
  • かっこいい
  • スポーティー

などがあります。

私もカーボンの4本スポークタイプを利用していて、「これかっこいいね」と言われて喜んでいます。

カーボンホイールのデメリット

欠点としては、値段が高いことです。車椅子全部の価格の半分がホイールの価格で占めてしまったりします。

最近はカーボンタイプ以外でもおしゃれなワイヤースポークホイールもあります。
一般的なワイヤーホイールはスポークの数が32~36本ですが、ザイロン(PBO)という繊維を使ったホイールは12本(生活用)や24本(スポーツ用)と少ないものがあり、色もカラフルなので選択肢の一つとして良いかもしれません。

オールカーボンの車椅子も!

カーボンは今やホイールだけでなく、フレームにも使われています。
スウェーデンのパンテーラ社の車椅子「パンテーラX」はフルカーボンフレームで、その軽さは世界最軽量の車椅子となっています。

重さはなんと4.2kgです!タイヤを外すと2.1kgになるそうです!

パンテーラは強度を保ったまま極限まで軽量化しているため折りたたみができない構造になっていますが、車に積みこむ際はタイヤを外して背もたれをパタンと倒すことでコンパクトに収納することが出来ます。

2kgというのはもう想像できない域ですね。私の車椅子は13kgはあり、それをおりゃあっと後部座席に積み込んでいますが、折りたたんでもそんなにコンパクトにはなりません。一度デモ車でパンテーラを試乗してみたいですね。

カーボンの可能性

カーボンを使った製品は今までにない性能を示しますが、低コストで製造できる技術がないため、消費の需要が少ない車椅子分野では高額な「高嶺の花」なものになっています。

カーボン製のものがより安く手に入るようになってくれれば、また違った車椅子生活を楽しめそうですね!