ぶらっと車椅子 安心しておでかけするための15のヒント

どれ使う?
福祉タクシー・福祉車両・公共交通機関

車椅子でのおでかけにどうしても必要なのが「移動手段」です。
車椅子で便利な移動手段を紹介します。

福祉タクシー

お金はかかりますが、一番楽で安心な方法です。あらかじめ予約が必要で、行きと帰りの時間をある程度決めておかなければならないというのが欠点かもしれません。

福祉タクシーのイメージ

<私の体験談>
福祉タクシーは冬場など、雪で動きづらいときなどによく利用します。家から目的地まで送迎してくれるので非常に助かります。ただ、個人でやっているところが多く、台数も限られているため「今すぐ来て」という使い方はあまり出来ません。電話をし、今日の午後に○○病院に行きたいんだけど、とお願いしても「今日はむりだわー」と言われ、何件目かでようやく予約がとれます。予約がすぐとれるところは人気があまりないタクシーで、料金が高かったり介助が雑だったりします。

料金が安くて予約が簡単にとれるようになれば、もっと利用しやすくなりますね。

福祉車両の利用

これもグッドですね。自由に移動できますし、外出先でもし体調が悪くなっても「すぐに帰れる」という安心感があります。
家族などの「介助者」が運転する場合と、車椅子ユーザーが「自分」で運転する場合が考えられます。福祉車両を買う、または普通車を改造するという大きな「コスト」がかかることが欠点です。

福祉車両のイメージ

<私の体験談>
私の家では家族が運転する福祉車両(以下、家族運転車)と私が運転するものとで2台あります。初代の家族運転車は後ろにスロープが付いていて、車椅子のまま乗り込めるタイプのものでした。あれは良かったです、楽です。2代目は現在使用しているもので後部座席のシートが回転して下りてくるタイプ(サイドリフトアップシート車)です。これはちょっと大変です、車椅子から毎度乗り移らないといけないので。あれは少し立ち上がったりできるお年寄りにはすごく良さそうです。

私が運転しているのは手動装置で操作するもので、全て手だけで運転します。車椅子を自分で積むのが大変ですが、ひとりで好きなところに外出できるようになり、世界が変わりました。

ノンステップバス

最近は車椅子に対応した「ノンステップバス」が増えています。

自宅とバス停、バス停から目的地までがある程度バリアフリーで距離が短ければ、低コストで移動できて良いです。

電動車椅子と組み合わせて利用するのが効果的かもしれません。

ノンステップバス  ノンステップバスのわかりやすい説明です。
ノンステップバスを観察してみよう  写真で詳しく解説されています。

ノンステップバスのイメージ

<私の体験談>
まだノンステップバスとやらには乗ったことがありません。私の町では、あらかじめバス会社に電話しておくと、乗りたいと指定したバスをノンステップバスに変えてくれるそうです。いつかチャレンジしてみようと思います。

超低床車両

路面電車でも、超低床車両が導入されているようです。バスと同様に低コストで移動できます。

広島電鉄  広島の路面電車です。電停もバリアフリー化されているようです。
長崎電気軌道  長崎の路面電車です。ここではドコネというサービスがあります。
低床車両運行情報提供サービス【ドコネ】について  ドコネの解説です。
低床車両運行情報 ドコネ  実際のサイト。これは夢のようなシステムです。

電車のイメージ

<私の体験談>
まだ超低床車両に乗ったことがありません。私の町で超低床は運行しているのですが、電停がいまいちバリアフリーではないので乗る気になれません。逆に電車通りを車椅子で横断するときに線路にはまってしまうことがあります。

ヨーロッパではトラムという路面電車が発達していて車椅子でも利用しやすいユニバーサルデザインが随所に適用されているそうです。環境のことも考えると、日本も車からトラムへとシフトしていってもいいのではないかと思います。

電動車椅子

街路を移動するには電動車椅子が一番です。最近のものはパワーがあって、バッテリーも長持ちするのが多いです。他の乗り物と組み合わせれば、ひとりでもいろんなところへ行くことができます。

電動車椅子のイメージ

<私の体験談>
電動車椅子で初めておでかけしたときは感動しました。これならどこへでも行ける!と思ったのです。私の電動車椅子はごっついものなので車を自分で運転してでかけるときには使えません。折りたたんで車に積み込めないからです。なので、遠くへでかけるときは「自走式車椅子+車」、近所は「電動車椅子」、と使い分けています。

【事前に経路をチェック】

出かける前に電動車椅子での移動経路をシミュレーションしておくと外出時の役に立ちます。グーグルマップやグーグルアースのストリートビューを利用すれば道路の様子が詳しくわかる場合があります。

【外出中もスマートフォンでチェック】

ちなみに、グーグルマップはスマートフォンからでも利用できるので、道に迷ったときは使ってみましょう。

<私の体験談>
私は心配性なので外出前によくストリートビューで行き先をチェックします。身障者用駐車場の位置や、入口のドアやスロープの様子を確認することができます。

電車・飛行機

車椅子でももちろん電車や飛行機が利用できます。事前に利用する駅や空港を調べておき、連絡しておくと手伝ってもらえるので安心です。

駅や空港、バスや旅客船のターミナルを調べるならこちらが便利

地下鉄使うなら

事前に駅に連絡のイメージ
電車のイメージ
駅員さんが手伝ってくれるイメージ

<私の体験談>
飛行機は何度か乗りました。移動時間が短くなるので楽ですね。空港で飛行機用車椅子に乗り換え、マイ車椅子は荷物として預けました。セキュリティチェックは車椅子が金属として反応してしまうため、係りの人にボディチェックをされます。ちょっぴり緊張します。飛行機用車椅子はタイヤが外せるので座席の横まで行き、座席に乗り移ります。あっというまに着きます。空港の人も親切でした。

電車も何度も乗りました。事前に駅に連絡しておくとスムーズです。東京駅では車椅子用の秘密ルートを通って、車椅子の人用の待合室まで駅員さんが誘導してくれました。乗車中は、座席に移ってくれと言われるときと車椅子のままでいいですよと言われるときがありました。

まとめ
車椅子ユーザーがおでかけするときによく利用するのが福祉タクシーですが、実はほかにもたくさんの選択肢があるのです